大宮神社
昨日は、杉並の大宮神社に行ってきました。
杉並区には丁度五十年前に四年ほど住んでいたことがあります。
また荻窪、吉祥寺、中野新橋にも合計四年ほど住んでおり、方南通りと井の頭通り、五日市街道、中杉通り界隈は本当に懐かしい地域です。
若かった頃、自転車で走り回った永福や松の木、高円寺、阿佐ヶ谷……。
昨日も永福や松の木を、時間を掛けて歩き回りました。
桜花に加えて、名も知らぬ真っ赤な花々を付けた木々がそこかしこに匂い立ち、素晴しい散策となりました。
実は、大宮神社へ行ったのはちょっとした勘違いからでした。
第四日曜日に流鏑馬があると神社の方から誘われていたからなのですが、なんと三月と五月を間違えていたのです。
まったく、そそっかしいといったらありません!
ところが、この間違いが思わぬ素晴しい体験となったのですから、まったくケガの功名とはこのことですね。
この大宮神社は、今年九百五十年の節目を迎える古い神社ですが、境内からはそれよりはるかに古い弥生式の遺跡も発見されているという、二千年以上前からの聖域です。
祀神は、第15代応神天皇とその両親である14代仲哀天皇と皇后の神功皇后です。
東京のヘソといわれ、胎内回帰ができる神社ですが、最近では素晴しいご利益と「命の水」を湧出しそれを飲むことができるということ、そして「小さなおじさん」の出現する神秘場所であるという都市伝説で有名になりました。
行ってみると、日曜日ということでかなりの数の参拝者が訪れておりました。
「命の水」の湧出場所などは長蛇の列となっており、残念ながら飲むことは出来ませんでした。
天気予報は雨ということだったのですが、丁度神社に着いたときなんと陽が差してきました。
素晴しい天気です!
気分良くお参りを済ませ、境内を歩き回りました。
その時、頭の中で何かがささやくような感覚が涌き起こりました。
不思議に思い空を見上げると、なんと空の雲がまるで龍の頭のようです。
大きな眼やキバ、そしてなんと口ひげまではっきりと見えます。
慌ててデジカメを取り出し撮影しました。
しかしその龍の頭のような雲はまたたくまに形を変えており、写ったものはいささかたよりない龍の頭でした。
それと言われなければ分らない形になってしまいましたが、なんとなく龍の頭の面影は残っております。
本殿に参拝する列に並んでいるとき、神社の幟(のぼり)が私の身体にまとわりついてきました。
私の頭を撫で、胴に巻き付く様をみて、列に並んでいる人たちが笑っております。
後ろに並んだご老人が、だいぶ幟に好かれているようですね、と笑いながら冷やかすほどです。
私自身は、幟が触れるたびに感じる恍惚感で、ご老人に上手い言葉の返しが出来ません。
……何か、嬉しくなってしまいました。
それから二つほどウソのような出来事が起こり、十分堪能して大宮神社を辞してきました。
エネルギースポットというのは本当に存在するものですねぇ……。
素晴しい日曜日の、ちっちゃな一人旅。
誠に有り難うございました。
写真画面の中の不思議な像……見えましたか?
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