古代の知識

2021年1月15日 (金)

厄災を乗り越えるために

 最近、密かなブームと言われているのが「歴史」学である。

 ユーチューブや様々な場面で取り上げられる「歴史」ものが非常に多い。それは何故か考えてみた。

 人間の本能の為せるわざではないか、ということに考えが至った。人々の潜在意識が「歴史に学べ」と教えているのではないか。昨今の「コロナ禍」に翻弄されている人々(私も含めてかもしれないが)のそこから逃れたい思いに対して、潜在的意識集合体が教えてくれている解決策の一つなのではないか。

 疫病との戦いは、有史以前から数限りなく起こってきたことではある。歴史書に残されている災禍に限っても、奈良時代の天然痘禍を始め、ペストやコレラなどなど枚挙にいとまがない。

 ところが不思議なことに気づいた。これが歴史に学ぶことかとかってに思っているのだが、日本における災禍はそのほとんどが一年以内で収束しているのである。今度のコロナ禍のように長引くということはなかった。そこに不思議さを感じた。何故、日本では短期間で疫病が収束しているのか?ヨーロッパのコレラ禍などがあれほど長期に渡って人々を悩ませたというのに……。そして今回のコロナ禍は、なぜこれほど長引き収束の気配すらないのか。

 そこで、歴史に記された日本(日本人)と現代人の違いを探ってみた。また近世以前の日本人と諸外国(諸外国人)の違いを様々な分野にわたって調べてみようと思いついた。それは昨今の日本人と外国人の生活様式にはさほどの違いがないように感じたからでもある。さほどの違いがないからこそ日本も諸外国と同じようにコロナ禍から脱却できないでいるのではないかと考えたのである。食生活・衣料・生活様式・信仰・風土習慣・人類学的違い・地勢的気候的相違などなど様々な分野に知識を求めた。

 すると、面白いことが判ってきた。日本の歴史を考えるとき、いくつかのスパンにわけて考えることができるのではないか、ということである。一般的な歴史の区分(いわゆる石器時代・縄文・弥生・古墳・奈良・平安……などの分け方)ではなく事象区分をしたところ、日本の歴史的事象はかなりの部分で大陸の影響を受けてきた事がわかる。にもかかわらず大陸の影響を乗り越えようとした動き、というかその影響を凌駕しようとする努力のようなものがたくさんあるのである。天然痘を克服するのに、世界最大の木造建築を建て巨大な仏像を作り上げたり、室町時代にはもはや大陸には学ぶことがない、などと声高にうたいあげたり(能楽の春日竜神などなど)しているのである。

 私は日本の歴史を次のような区分に分けてみた。                                         縄文期から聖徳太子まで、天武天皇から平安初期まで、鎌倉期、室町の足利義政将軍から義教将軍まで、徳川家康から大政奉還までの五期である。これ以外の中間の歴史はいらない。明治期以降もいらない。なぜならそれらは日本の日本人の求めた歴史ではないからである。

 このように限定してみると、日本と諸外国の違いが鮮明に見えてくる。                                そして根底にあるのは、古神道・仙道・仏道の3つの哲学である。

 今、私がおぼろげながら見えてきたことを列挙する。                                        3つの哲学の根底にあるモノは同じ哲学ではないのか。本能的にそれを悟ってきた日本人はその哲学の上に生きてきたのではないか。最も恐れられていたであろう疫病に対処する方法も、この哲学に基づいた生活習慣・食生活・衣服を採ることがこの国の風土に生きる最良の方式だったのだ。

 ではその方式を採ることを最初に示唆したのはだれなのか。そのことにも私の経験を通して知り得たことがある。             それは「霊」ではないのか。言い換えれば「指導霊」または「座敷わらし」と「先住民族」なのではないか。               「座敷わらし」は「指導霊なのではないか」ということは、かなり以前から感じていたことである。それは私の経験からそのように思うようになった、ということしか言えない。

 これから「五期」の歴史から学び、今の災禍を乗り越える方法を講義していこうと考えています。                     「田端東京本部」でしばらくの時間をください。歴史の真髄は何か!歴史をどのように活かすか!そのために知らなければならないこと、努力しなければならないこと、などを示していきたいと考えております。       

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2012年8月 2日 (木)

真麻邇法

  先ほど目覚めたのですが、起きてすぐ今日の状態が心身共に充実していることに気が付きました。
  この充実感は久しぶりのことです!
  あまりの高揚感に稽古に入る前にPCにむかっております。
  ただ、今日は報告することもありませんので、稽古内容などを書き述べてみます。

  今朝は、久しぶりに「真麻邇法」の復習をしようと思っています。
  あまり長く稽古をしていないので大分忘れたところがあるように思われるからです(最近、特に優れてきた忘却力の影響なのです-笑-)

  さて、「真麻邇法」とは、縄文神道+修験道+α(私が独自に付け加えたもの)で成り立っております。
  以下、構成するものをざっと並べてみます。
  以下のものは、皆さんが習得しようと根気よく探せば見つかる知識なので、私が付け加えた+αの部分は伏せさせていただきます。

・言霊48音の数霊と数詞の記号及びその構成と意味

・アウワの音義

・トホカミエヒタメ八神と八角九角の原理

・トホカミエヒタメ八神の八つの言霊

・古代日本の暦

・太占の構造と使用例

・アワの歌、いろは歌、大為爾の歌、天地の歌の言霊作用

・日本の陰陽五行論

・ホツマの「結い和す」と五クラ六ワタ

・和歌三十一文字から読み取るもの

・日精霊と月精霊の読み方

・日月星と宇宙の中のイモ・ヲセ

・アイウエオ・・・日本特有の五元観

・空(ウツホ)という概念

・アイウエオと空風火水埴(うつほかぜみずはに)

・卜(うら)の教え

・一十の原理

・修験道の印契と呪文

・占い命盤、作成法と使い方

・旧暦の閏月の変換法

・命宮の出し方と命宮表の選び方

・五行局の定め方

・氣学

・三十二神と百二十八和歌の神と三十二神図・天元八神・天並八神

・星と和歌の出し方

・運命、運勢の出し方

・年運、細部占いの出し方

・使用用具の選び方  等々

  思いつくままにずらずら書き連ねてみましたが、何のことやらさっぱり分らないかもしれません。
  この中に一つでも興味をそそられた項目がありましたら、それだけでこの修行法は皆さんと縁があるのかもしれませんよ。
  そのときは少し勉強してみてください。
  またまた面白い世界が広がっていくことうけあいです!

  では、さっそく今から復習開始です!

  最後までお付き合いいただき、誠に有り難うございました。
  ここまで読んでいただいた方々には、今日から一週間の間に素晴らしい出来事があります!(爆)
  起こることを期待しております!!?

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2011年3月24日 (木)

二つの世界

  お早うございます。
  朝の稽古の時間ですが、大地震以来どうしても心を落ちつけて修行に入れない日々が続いております。
  当然のことですが、震災・原発事故で災害を受けた方々、その原発事故現場で今なお命がけで活躍している人々に心がいってしまいます。
  祈る事も必ず力になっているはずである、という思いを持ちながらも祈る事と些少の義捐金を送ることしかできない自分に恥ずかしさのような感情が湧きでてきます。
  このようにパソコンに向い、感情のおもむくままにブログを綴っているのは、落ち着いてからもう一度読み直し、大災害の時自分がどのような感情を持っていたのかを思い出させる意味もあります。

  昨夜のブログでは二つの世界があることを匂わせ、又それには古神道でいう「音霊」が大きく関わってくるということなどを書き、今日にもそのことを書き記すつもりでしたが、いまの情勢ではブログで表すことは不適切であると考え、いつか落ち着いてから書き記したいと考えを変えました。
  ご容赦ください……。
  ただ一つだけ、音(音楽なども含めて)が大変重要であり、良い音を響かせることで大きな素晴らしい力が発現するということだけは覚えておいてください。
  モーツアルトでもよしバッハでもいいです。
  一番素晴らしい音は自然の音やシーター波を生みだす音です。
  古神道で使われる「岩笛」の音は最適と言われております。
  写真のように、「岩笛」の素材は様々です。(川の石と隕石です)
  もし時間があり川や海に行きましたら写真のように穴のある石を探してみてください。もし見つけることが出来たなら、その石はあなたにとって「約束された石」ということになります。
  見つけられた方は、その意味と使い方などをコメント欄で質問してください。

  最後の写真は、品川和尚の妙光印です。
  この印は今回も大きな力を与えてくれました。
  独断で大量に作り、全員に無料で配布しております。
  自分ばかりではなく、一回目は家族(ペットを含む)親族、二回目からは友人知人大切な人などの分も、祈りを奉げ和尚さんのパワーに感謝しながら配布しております。
  必要な方は無料で差し上げます。
  当館との接触を望まない方は、匿名でも結構ですのでご請求ください。

  原発の町、福島県大熊町出身のY君、あなたの分も念を入れて造りましたのでご安心ください。
  ご家族全員無事とのこと、本当に良かったです!
  Hさん、Kさん、そして来られない方の分も造りましたので……。

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2008年5月 9日 (金)

古代東洋哲学と最先端物理学

 天を見上げれば青空が広がるように、天から地球を見れば青く見えるだろう。
荘子の著作とされる「荘子」の「逍遥遊編」にある言葉である。

天之蒼蒼其正色邪 其遠而無所至極邪 其視下也亦若是則已矣

(空が青いのはその本来の色なのだろうか、それとも空に果てしがないからなのだろうか、とした後に、地上を見れば空の青さと同じように見える、と述べる)

 外から見た地球は青く見える、という概念は、ヴォストークで人類初めて宇宙から地球を見た旧ソヴィエトのガガーリン宇宙飛行士によってもたらされた。
それまでは、SF映画の中でさえ、地球が青く見えるという概念はなかったといわれている。
しかしながら、それよりはるか以前に「荘子」はこの概念を持っていたのである。
このほかにも、東洋思想の中には現代科学がようようたどり着いた概念がそれこそ数多く遺されているのである。
「易経」におけるDNAとの不思議な関連などは戦慄するほどである。最先端科学の旗手ともいうべき量子力学を研究する物理学者の多くが東洋思想にのめりこんでいくということもむべなるかなである。

 先日、書店に行ったところ「高次元」についての記事を特集した雑誌「Newton」が目に付きました。
以前、「第五の次元」の存在を証明した、ハーバード大学のリサ・ランドール博士の記事を興味深く読ませていただいたことがあったので、さっそく購入し読んでみました。
その中に、驚くべき記事が掲載されておりました。
それは、現在、スイスのジュネーヴの地下で建設されている巨大な粒子加速器についてのものです。
加速器そのものは、日本でも「つくば」の高エネルギー研究所に設置されており、これまでの数多くの実験によって様々な成果をあげてきましたが、スイスの加速器は規模がまるで違います。
なんと、一周の長さが27キロメートルもあるというのです。
この世界最大の加速器「LHC」では陽子を光速の99.9999991%まで加速させることができ、このとき陽子が持つエネルギーは約7兆電子ボルトに達し、これほどのエネルギーを持つ陽子をつくりだすのは人類はじめてのことだというのです。
実験は、この超高エネルギー陽子と陽子を観測装置の中で正面衝突させるというものです。その結果、「第五の次元」が存在するならば、エネルギーの減少が観測されるということです。
いうなれば、我々の存在するこの次元から「第五の次元」に干渉するという実験なのです。

 ランドール博士が証明する以前から、東洋思想知識では、別次元の存在を当然のごとく認識しておりました。
それどころか、私たちの修業する「龍道功」においてさえ、その行の瞬間に別次元の存在を感じることが出来ます。
さらに、先日わたしが会得した「九元レイキ」では、別次元の存在は大きな要素となって感じてさえおります。

 しかし私が恐れるのは、この我々が存在する次元と別次元とは、不即不離の関係にあるのではなく、互いに干渉する関係にあるということを教えられてきたからなのです。
我々の次元の現象は別次元においての干渉となりえるのです。
勿論、逆に異次元からこの次元にも同じように干渉がおこります。
スイスにおける実験では、「第五の次元」における影響については考えてすらおりません。
科学の進歩は、人類に多大の貢献をしてきました。
そのことについての異議は毛頭ありません。
しかし、昨今の自然環境にたいする影響等で、その貢献についても疑問符がつき始めていることも確かなのです。
もちろんこれは私の杞憂にすぎないかもしれませんし、そう願ってもおります。
ともあれ、私は今本年中に行われるであろうスイスでの実験を固唾を呑んで見守っております。

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