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2013年5月 4日 (土)

あれから・・・

  木曽川源流の祖先の墓に行ってきてから、しばらくブログを休んでいました。
  あれから3週間、不思議なことが起こりすぎです!
  良いこともあり、悪いことも起こりました。
  でも、よくよく考えてみれば人生を顧みるためには全てが必要なことだったのかもしれません。
  反省ばかりの人生、これを名誉挽回の好機ととらえようという考えにようよう至りました。
  たった3週間の間に十分な時間と沢山の運が舞い込みました。
  遅きに失した感なきにしもあらずですが、なに人生は死ぬまでチャンスあり、と考えれば少し遅かっただけにすぎません。

  先輩のTさんが亡くなりました。
  私が見舞いに行った翌朝のできごとでした。
  うつらうつらしていたTさんが、私の顔に気が付くと「おーっ」と両手をあげ私の手を握ってきました。
  最初に出た言葉が、「佐藤……、すまなかったな……。お前の言うことを何も聞かなかったな……」
  私の氣功療法を、最後まで受けてくれなかった事に対しての言葉でした。
  お医者さんの言葉を最後まで信じて、言われる通りの治療手術を繰り返してきたTさんは、その治療法以外をかたくなに拒んできたことを後悔しているようでもありました。
  「じゃぁ、今から氣を入れてもいいですか?」と訊くと、ほっとしたようにうなずいてくれました。

  おかしな事に、当初いくら頑張って送氣しても入りません。
  一緒に行ったMさんに、「入らないのです……」とつぶやいてしまいました。
  ふっと思いついて、持参した「ヴィジャヤサーラ」を噴霧してみました。
  今度は入ります!
  嬉しくなってしばらく外氣療法を続けました。

  頃合いをみて送氣を止め、話しかけました。
  「Tさん、我々には50年近く続けてきた謡いがあるじゃないですか。頑張ってまた舞台に立ちましょうよ!」と励ますと、なんとTさんが謡い始めたのです。
  「花咲かば……」
   「鶴亀」の一節です。

  ……あこがれ続けたTさんの謡いを聴く最期となりました。

  先週末、当樹徳館道場でTさんを偲ぶ会が催されました。
  いきさつを知っておられるF先輩の発案で、鶴亀の素謡をおこないました。
  じっと聞き入っていたF先輩の耳に、十数名の連吟の中にTさんのあの包み込むような深い声量の声が間違いなく聞こえていたそうです……。

  誕生日がわずか2ヶ月しか離れていないTさんの旅立ちは、私にとっても少なからずショックではありました。
  その前後から立て続けに起こる不思議な出来事もあいまって、人生を考えさせられてきたのです。

  ようやく、すべての逡巡から解放されて一つの道を歩む事が出来るようです。

 

  数日前、自分が生まれる少し前の記憶を必死にたどってみる試みをしてみました。
  何かが感じられます。
  でもまだ何なのかは全然わかりません。
  これから何度か試みてみるつもりです。
  何かの気配が感じられることは確かなので……。
 

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