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2013年5月 7日 (火)

夢の物語4

  秋葉原駅で下車し、電気街をブラブラ歩き始めました。
  なぜ秋葉原に行ったのかというと、頼光さんが求めたからなのです。
  そのころには、私はもう理解しておりました。
  つまり、頼光さんが侍の格好をしているからといって、時代をタイムスリップして現代に現れたのではないということをです。
  頼光さんにいくつか質問して分ったことですが、江戸時代の話をしても、何故歴史の話をするのだ、という態度なのです。
  江戸時代に限らず室町時代でも鎌倉時代でも同様です。
  ようするに、頼光さんは現代に生きているのです!
  ただ、彼が生活していた場所がココではない、ということのようです。
  しかし服装はいわゆる和服であり、腰に刀を差し、言葉は侍言葉なのです。
  ところが知識は私とそれほど変りません。
  電車や車に少しも驚かないのがその証拠です。
  夜、室内灯をつけてもまったく驚きません。
  それどころか、私がパソコンを操作していると、のぞき込んできてついには自分で操作することもあるのです。
  さらには私の知らない知識を披露することさえあります。
  ますます頼光さんに興味が湧いてきました。

  秋葉原の雑多な店が立ち並ぶ横道に入りました。
  私の知らない様々な部品が雑然と並べられております。
  そこで頼光さんの命ずるまま様々な部品を購入しました。
  何に必要なのかさっぱり分りません。
  かなりの量になりましたので、店員さんにお願いして全て送っていただくことにしました。
  なにしろまだ幾つかの店を「はしご」するようなのです。
  ここまできたらもう頼光さんに訊いても良いだろうと思い、質問することにしました。
  つまり、頼光さんはどこから来て、これから何をしようとしているのか、様々な質問が頭の中をぐるぐる回ります。
  もしかしたら、頼光さんは異次元の者なのか、異星人なのか、それとも……。

  頼光さんからボツボツとテレパシーが届き始めました。
  途中まで聞いて、驚きで身体が震えました。
  いや、驚きを通り越して頭がパンク寸前といった状況になってしまいました。
  何故、私のところに現れたのか、という理由も聞きました。
  愕然としております!
 
  次回からその驚きの内容についてお話しいたします。
  ともあれ、頼光さんの話の始めの部分だけ少しお話ししておきましょう。

  頼光さんの仲間が初めてこの星(地球)を見たとき、そのあまりの醜い形状に驚いたというのです。
  まるでかじりかけのリンゴのようなその様は、何か恐ろしいカタストロフィが起こったにちがいないと思わせられたそうです。
  そこで水をこの星に送り込むことで形成を整えたというのです。
 
  幾世代もの間この星の観察を続けてきたところ、どうしてもここに来なければならない状況が生まれたというのです。
  なぜ日本なのかというと、各種族の成り立ちを調べ上げて、この日本がもっとも面白いと判断したというのです。
  そのため、ほとんどの日本人が畏敬の念を持って迎えるであろう侍の姿で現れたのだというのです。
  どうやら「侍ジャパン」のニュースでも読んだようです。
 
  日本という国のどこが面白いのかと尋ねると、縦軸と横軸がしっかりしているというので、もっと具体的な教えを請うと「海の民と山の民」「仏道と神道」「幕府と朝廷」「源氏と平家」「赤と白」「関東と関西」「表日本と裏日本」「大和と出雲」ずらずらと言葉だけが頭に入ってきました。
 
  ……そして驚愕の話が始まったのです!
 

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