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2013年2月12日 (火)

夢の物語 1

  本当に、夢でのお話しです。

  いつもは沢山の方々と話しに興じて時間の経つのを忘れるほどなのですが、連休となった10日、11日の二日間、特に10日の日曜日はTさんと電話で話しただけという、実にノドに優しい一日を過ごしておりました。

  昼過ぎ、急に睡魔が押し寄せ、たまらず少し横になりました。
  朦朧とした意識の端に、引っ掻くようなかすかな音が聞こえてきました。
  薄目を開けてみると、横になった長椅子の隅になにやら動くものが見えます。
  よくよく眼をこらしてみると、なんと人間です。
   しかもその人間は、驚いたことに10cmか15cmの大きさしかありません。
 
  それが夢であることは自分自身はっきりわかるのです。

  珍しい夢なので面白くなり、しばらくその夢につきあうことにしました。

  その小さな人間は、サムライの格好をしております。
  生意気にも腰に大小の刀を携え、髪は後ろに束ねたいわゆる宮本武蔵風の出立をしております。
 
  おそるおそる話しかけてみました。

  「……もしもし、あなたはどなたですか」
 
  その小さなサムライは、大きな目(小さな顔には不釣り合いなほど大きな目と感じました―夢だからしかたありません)をギロリと私に向けました。

  「起きたのか……」

  小さな身体から発せられた声は、やはり思ったように少し高い声です。

  小説風に書くのは技量的にも難しいです。
  時間の流れにそって、夢の中で起こったことを書いていきましょう。

  その小さなサムライは、私の考えではどうも300年ほど前の時代から来たように思います。
  話し方や服装からそう感じます。
  話をしてみると、彼自身いまどこにいて、どの時代なのかを知らないようです。
  ただ私の坊主頭に作務衣という風貌が、彼の時代でもよくみられたファッション?らしく、あまり違和感を感じないでいられるようです。

  あまりショックを与えないように、いまの平成という時代のことを教えました。
  驚いたことに、私の話を聞いても彼にショックの様はみられません。
  例の大きな目をギョロリと剥くだけで、発した言葉は一言だけ。
  「そうか……」
  その泰然とした小さなサムライの大きな態度に、驚いたのはむしろ私のほうです。

  ショックではありませんか?
  と聞くと、ショックとは何だ、と聞かれてしまいます。
  ……どうも英語は知らないようです。
  江戸時代に、各大名同士の言葉が通じないということで、城内では「謡曲」言葉で会話していたということを聞いたことがあるので、……さん候~、と謡曲の言葉で話しかけると何とか意思の疎通がはかれるようになりました。
 
  なんと、彼は自分の置かれた立場に微塵の恐怖も感じてはいないようなのです。
  こんな時代に来てしまったこと、起きてしまったことは仕方が無い、と瞬時にして達観しているようです。
  何故、うろたえたりしないのか、と尋ねると、不思議な顔をして、武士たる者うろたえるなどと言う「みっともない姿」を人目に晒すことなど考えられない、とまで言うのです。
  「みっともない」……
  久しく聞くことのなかった言葉に私の方が感心してしまいました。

  さて……
  小さなサムライの要望をいれて、私は彼を和風の布袋に入れ、街に繰り出すことにしました。
  一日目は、電車に乗り秋葉原に行ってきました。
  面白いことと言うよりも、感心することが沢山起こりました。
  小さなサムライとの素晴しい街歩きについては、又の機会に詳しくお話しいたしますね。
 

  この夢の話は、不思議なことに時間軸に沿って現実のように展開するのです。

  どうぞご期待ください。

  ……くれぐれも、夢のお話しですから。

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