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2007年7月20日 (金)

気功の真理

 今日も4時30分になりました。今から稽古をしてまた皆さんに送氣しようと思います。
ところで、今私は「古神道」の稽古に夢中ですが、古神道の真理の一端を図らずも心理学者「ユング」の理論に見つけましたよ。
「自然の中には、原因と結果との結合性以外にもう一つ別の因子が存在し、それが諸事象の中に示現し、私たちにとって意味あるものとして現われる。それはあらゆるものの淵源として久遠の存在であり、躍動するエネルギーである」として、「そうした存在を仮定することによってのみ、占いなどの的中する意味が明瞭となるのだ」というものです。
 面白い理論だと思いませんか。今、私が稽古している「古神道」や「導引法」の根源的目的も、ここにあるのです。
すなわち、人間を含む全てのものは、時間と空間の内に捉われて存在します。
このことは、全てのものはネガティブ性の内にあるということです。何故なら、生まれて、老い、死ぬということは、時間的経過をもって現われるものであり、逆説的に言えば、時間とは「もの」が出現し、経過し、消滅するために存在するものだと云えるからです。
 また、人間に限って云えば、その存在は隔絶したところに存在する。それは、一個体の人間は、それが親子であれ、愛する者同士であれ、決して他個体の感覚を全く同じようには感じることができない。(量子論でいう、人間は自分の意識レベルに応じてしか相手が見えない、という相対性と同じか)
 この世の中に、時・空しか存在しないのだとしたら、人間はそのネガティブ性をもって、常に不安、渇望感、孤立感といった「不満足感」を抱きながら生きていかなければなりません。
仏陀が悟りを獲得したとき、「四苦八苦」から脱した。つまり苦しみを超越したそれが解脱である、と多くの宗教家、宗教書は解説するが、本当にそうだろうか。私はもしかしたらこの世に時・空以外にももう一つのダイナミックなエネルギーの存在を感じた可能性もあるのではないか、と思えるのです。
私自身、そのダイナミックな流れの存在を知覚し、信じているからです。
 私の教室で稽古をしているとき、私はよく「動中の静」を大切にしなさい、意識しなさいということを、繰り返し言います。
実は、「動中の静」こそが、このエネルギーの存在を知るうえで一番大切なことであり、導引法を行うことで獲得する成果の最大のものであると思うのです。
呼吸でいえば、吸うことも吐くこともしていない、ほんの一瞬の間。
この一瞬の間こそ氣功の稽古で求めているものなのです。
言い換えれば、この瞬間に「解脱」が訪れているのです。自己の存在も時間の概念も、そして実在の空間さえその瞬間には存在しません。いうなれば「時間を超越した一瞬」なのです。この「時間を超越した一瞬」を感覚できるようになった瞬間、もう一つのダイナミックなエネルギーの流れを知覚することが出来るのです。素晴らしい世界なのです。

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